「転職先が決まったので、転職エージェントを退会したい」
「しばらく転職活動を休みたいけれど、退会までしたほうがいいのかな?」
「担当者に退会したいと伝えるのが気まずい……」と感じている人もいると思います。
転職エージェントは、転職活動の途中でも利用を終了できます。
ただし、完全に利用を終了する「退会」と、転職活動を一時的に止めることは同じではありません。
数カ月後に転職活動を再開する予定なら、退会せずに担当者へ一時中断について相談できる場合があります。
求人メールだけを止めたいのであれば、配信設定の変更で対応できるサービスもあるでしょう。
「もう利用しないのか」「一時的に休むのか」「求人案内だけ止めたいのか」を整理してから手続き方法を確認すると判断しやすくなります。
この記事では、転職エージェントを退会するときの流れ、休止との違い、退会前に確認したいこと、理由別のメール例文まで紹介します。
▶本記事の概要
- 転職エージェントの退会・休止・求人案内停止の違い
- 転職エージェントを退会する前に確認したいこと
- 転職エージェントを退会する方法
- 理由別|転職エージェントを退会・休止するときのメール例文
- まとめ|転職エージェントをやめたい理由に合わせて手続きを選ぶ
転職エージェントの退会・休止・求人案内停止の違い
「転職エージェントをやめたい」と感じても、必ず退会が必要とは限りません。
まずは、現在どの状態にしたいのか整理してみましょう。
- 退会はサービスの利用自体を終了したい場合
- 休止・一時中断は転職活動をあとから再開したい場合
- 求人案内停止はメールや求人紹介だけを減らしたい場合
- 担当者との相性だけが理由なら担当変更も選べる
退会はサービスの利用自体を終了したい場合
転職先が決まった場合や、今後その転職エージェントを利用する予定がない場合は、退会を選択しやすいでしょう。
退会方法はサービスによって異なります。
マイページの退会フォームから手続きするサービスもあれば、問い合わせ窓口や担当のキャリアアドバイザーへ連絡するケースもあります。
そのため、登録している転職エージェントの公式サイトやマイページで退会方法を確認することが大切ですね。
休止・一時中断は転職活動をあとから再開したい場合
「仕事が忙しくなったので3カ月ほど休みたい」「今の会社でもう少し経験を積みたい」という場合は、一時中断について担当者へ相談する方法があります。
サービスによっては「休止」という正式な機能が用意されているとは限りません。
そのため、「○月頃まで転職活動を中断したい」と担当者へ伝え、今後どのような手続きになるのか確認すると分かりやすいでしょう。
再開する時期がある程度決まっているなら、その予定も伝えておくと相談しやすくなります。
求人案内停止はメールや求人紹介だけを減らしたい場合
「転職エージェント自体をやめたいわけではないけれど、求人メールが多い」という人もいると思います。
この場合は、退会する前にメール配信設定・通知設定・求人紹介の頻度を確認してみてください。
マイページから通知を変更できるサービスもあれば、担当者へ求人紹介を一時的に止めてもらえるか相談できる場合もあります。
今後利用する可能性があるなら、最初から退会するより使いやすい方法かもしれません。
担当者との相性だけが理由なら担当変更も選べる
転職エージェントを退会したい理由が「担当者と合わない」という一点だけなら、サービス自体をやめなくても解決できる可能性があります。
連絡頻度が合わない、希望と違う求人が続く、相談しにくいと感じる場合は、担当変更を依頼する方法もあります。
具体的な伝え方は、転職エージェントの担当変更はできる?相談方法とメール例文で解説しています。
転職エージェントを退会する前に確認したいこと
退会する意思が決まった場合も、すぐにフォームを送信する前に現在の応募状況を確認します。
特に企業の選考が進んでいる場合は、担当者を通して企業との調整が行われている可能性があります。
- 応募中・選考中の企業がないか確認する
- 面接予定が決まっている場合は担当者へ連絡する
- 紹介求人を断りたいだけなのか確認する
- 他の転職エージェントを残すか整理する
- 退会後の登録情報・個人情報の扱いを確認する
応募中・選考中の企業がないか確認する
転職エージェント経由で応募した企業がある場合は、現在どの段階まで進んでいるか確認してください。
- 応募を依頼したばかり
- 書類選考中
- 面接日程を調整している
- 一次・二次面接へ進んでいる
- 最終面接を予定している
- 内定後の回答待ち
選考中の企業がある状態で退会したい場合は、退会だけではなく選考をどうするのかも担当者へ伝えます。
特に面接日が決まっている場合は、連絡をせずにそのまま退会手続きだけ進めないほうが状況を整理しやすいでしょう。
面接予定が決まっている場合は担当者へ連絡する
選考辞退を希望しているなら、退会フォームだけではなく担当者へ直接連絡する方法があります。
担当者は企業と応募者の間に入って面接日程などを調整しているためです。
「転職活動を終了するため、現在選考中の○○社についても辞退したい」と伝えると、用件が分かりやすくなります。
紹介求人を断りたいだけなのか確認する
「紹介された求人が合わないので、もう転職エージェントをやめたい」と感じることもあると思います。
ただ、1件の求人を断ることとサービス全体を退会することは別です。
今後も条件に合う求人があれば紹介してほしい場合は、退会せず今回の求人だけを見送る方法があります。
仕事内容・勤務地・年収などが合わない場合の伝え方は、転職エージェントの紹介求人の断り方|応募前メール例文と希望条件の伝え方を参考にしてください。
他の転職エージェントを残すか整理する
複数の転職エージェントへ登録しているなら、すべて退会する必要はありません。
「A社は求人が合わないので退会する」「B社は今後も利用する」といった使い分けもできます。
複数サービスを利用している場合は、応募企業が重複していないか確認しておくと安心でしょう。
併用時の管理方法は、転職エージェントは複数使っていい?併用の伝え方と応募管理で詳しく紹介しています。
退会後の登録情報・個人情報の扱いを確認する
転職エージェントには、氏名・住所・連絡先だけではなく、職歴や希望条件など多くの情報を登録しています。
ここで気をつけたいのが、退会した瞬間に登録したすべての情報が削除されるとは限らないことです。
個人情報の保存期間や削除方法は各社で異なります。
履歴書・職務経歴書などの登録情報が気になる場合は、利用しているサービスのプライバシーポリシーや退会時の案内を確認してください。
個人情報そのものの削除を希望する場合も、退会手続きとは別の申請が必要になるケースがあります。
転職エージェントを退会する方法
実際の退会方法は、利用している転職エージェントによって変わります。
一般的には、マイページ・問い合わせ窓口・担当者への連絡などから手続きを進めます。
- 公式サイトやマイページで退会方法を確認する
- 担当者へメールまたは電話で連絡する
- 退会理由は簡潔に伝える
- 手続き完了の連絡まで確認する
公式サイトやマイページで退会方法を確認する
最初に、利用しているサービスの公式サイトで「退会」「サービス終了」「登録解除」などの項目を確認します。
退会専用フォームが用意されている場合は、必要事項を入力して申請します。
フォームが見つからなければ、「お問い合わせ」「よくある質問」「登録情報」なども確認してみてください。
サービスごとに手順が異なるため、他社の退会方法をそのまま当てはめないほうが分かりやすいですね。
担当者へメールまたは電話で連絡する
すでに担当のキャリアアドバイザーとやり取りしている場合は、メールで退会したい旨を伝える方法があります。
選考中の企業がある場合や、面接予定が迫っている場合は、担当者へ直接連絡すると状況を共有しやすくなります。
急ぎでなければ、メールなら退会を希望した記録も残せます。
面接当日など急ぎの連絡がある場合は、電話とメールを使い分けるとよいでしょう。
退会理由は簡潔に伝える
退会理由について、長い説明を用意する必要はありません。
- 転職先が決まった
- 現在の会社に残ることにした
- 転職活動を一時的に休止する
- 他のサービスを中心に転職活動を進める
- 転職活動そのものを終了する
このように、現在の状況が分かる程度で問題ないでしょう。
担当者への不満だけが退会理由なら、先ほど紹介した担当変更の記事はこちらも確認してから判断できます。
手続き完了の連絡まで確認する
退会申請を送信したら、それだけで終わりと考えず、受付完了や手続き完了の案内も確認します。
サービスによっては処理に時間がかかる場合もあるでしょう。
数日経過しても連絡がなく、マイページも利用できる状態であれば、問い合わせ窓口へ処理状況を確認する方法があります。
また、求人メールだけが届き続ける場合は、退会処理とは別にメール配信設定が残っていないか確認してみてください。
理由別|転職エージェントを退会・休止するときのメール例文
担当者へどのように伝えるか迷う人向けに、状況別のメール例文を紹介します。
そのままコピーするのではなく、現在の選考状況や担当者とのやり取りに合わせて変更してください。
- 転職先が決まった場合
- 他の転職エージェント経由で転職先が決まった場合
- 転職活動を一時休止したい場合
- 選考中の求人がある状態で退会する場合
転職先が決まった場合
件名:退会手続きのお願い/山田太郎
○○様
お世話になっております。山田太郎です。
このたび転職先が決まり、転職活動を終了することになりましたので、貴社の転職支援サービスを退会したくご連絡いたしました。
これまで求人のご紹介や転職活動についてご支援いただき、ありがとうございました。
お手数をおかけしますが、退会に必要な手続きがありましたらご案内いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
山田 太郎
転職先が決まった場合は、転職活動を終了することと退会を希望していることを伝えるだけでも用件が分かります。
担当者から紹介された企業へ入社する場合は、その点への感謝を一言加えても自然ですね。
他の転職エージェント経由で転職先が決まった場合
件名:退会手続きのお願い/山田太郎
○○様
お世話になっております。山田太郎です。
このたび、別の経路で応募していた企業への入社を決め、転職活動を終了することになりました。
そのため、貴社の転職支援サービスを退会したくご連絡いたしました。
これまでさまざまな求人をご紹介いただき、ありがとうございました。
お手数をおかけしますが、退会手続きについてご確認をお願いいたします。
山田 太郎
他社経由で転職先が決まった場合も、詳しい事情を長く説明する必要はありません。
複数の転職エージェントを利用すること自体は珍しくないため、現在の状況を簡潔に伝えると読みやすいでしょう。
今後も複数サービスを使い分けたい場合は、転職エージェントを複数併用するときの管理方法はこちらも参考になります。
転職活動を一時休止したい場合
件名:転職活動の一時休止について/山田太郎
○○様
お世話になっております。山田太郎です。
現在の仕事の状況を考え、転職活動を一時的に休止したいと考えております。
○月頃を目安に再開を検討していますが、その間の求人紹介やサービス利用について、どのような手続きになるか教えていただけますでしょうか。
これまでご支援いただいている中で申し訳ありませんが、ご確認いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
山田 太郎
一時休止の場合は、最初から「退会してください」と伝えず、転職活動を中断したいことと再開予定を伝えて相談する方法があります。
サービスによって対応が異なるため、担当者から案内された方法を確認してください。
選考中の求人がある状態で退会する場合
件名:退会および選考辞退のお願い/山田太郎
○○様
お世話になっております。山田太郎です。
現在、貴社を通じて株式会社△△の選考を進めていただいておりますが、転職活動を終了することにいたしました。
大変申し訳ありませんが、株式会社△△の選考を辞退するとともに、貴社の転職支援サービスを退会したくご連絡いたしました。
選考の調整を進めていただいている中で恐縮ですが、企業ご担当者様へも辞退の旨をお伝えいただけますでしょうか。
これまでご支援いただき、ありがとうございました。
山田 太郎
選考中の場合は、単に「退会します」だけではなく、選考中の企業も辞退するのかを明確に伝えると担当者が対応しやすくなります。
特定の求人だけを断り、転職エージェント自体は利用し続けたい場合は、紹介求人を断る場合のメール例文はこちらを確認してください。
転職活動では応募企業・面接日・エージェントごとの連絡状況が増えていきます。
管理が苦手な人は、転職活動用の手帳やスケジュールノートへ応募企業と選考状況をまとめておく方法もあります。
また、退会・求人辞退・日程調整などのメールを書く機会が多い場合は、ビジネスメールの文例集を一冊用意しておくと文章を考える際の参考になります。
現在利用している転職エージェントが合わず、別のサービスも比較したい人は、type転職エージェントとは?特徴・注意点・向いている人を解説も参考にできます。
求人紹介だけでなく、応募書類や面接について相談しながら転職活動を進めたい人向けのサービスです。
まとめ|転職エージェントをやめたい理由に合わせて手続きを選ぶ
転職エージェントは、転職活動の途中でも退会できます。
ただし、「しばらく休みたい」「求人メールだけ止めたい」「担当者を変更したい」という場合は、退会以外の方法で解決できる可能性があります。
今後もサービスを利用する可能性があるかを考えてから、退会・一時中断・通知設定の変更などを選ぶと判断しやすいでしょう。
また、すでに選考中の企業がある場合は、退会申請だけで終わらせず担当者へ現在の状況を伝えます。
個人情報の保存や再登録の方法もサービスによって異なるため、公式サイトの退会案内やプライバシーポリシーを確認してください。
▶本記事の振り返り
- 転職エージェントは転職活動の途中でも退会できる
- 一時的に転職活動を止める場合は休止・中断について相談する
- 求人メールだけを止めたい場合は配信設定も確認する
- 担当者との相性だけが理由なら担当変更も検討できる
- 選考中の企業がある場合は退会と選考辞退を担当者へ伝える
- 退会後の個人情報や再登録の扱いはサービスごとに確認する
「サービスそのものが合わない」のか、「担当者や紹介求人だけが合わない」のかを整理すると、退会するか判断しやすくなります。
担当者との相性が原因なら担当変更の方法はこちら、複数サービスを整理したいなら転職エージェントの複数併用についてはこちらから確認してみてください。
別の転職支援サービスも比較したい場合は、type転職エージェントの特徴・注意点も選択肢を整理する際の参考になります。