「派遣社員の職歴は、派遣会社と実際に働いた会社のどちらを書く?」「派遣先が多く、履歴書に入りきらない」と困っていませんか。
履歴書では、派遣元・派遣先・就業期間・雇用形態が区別できるように記入します。働いた会社の数よりも、誰と雇用契約を結び、どこで何を担当したかを整理したいですね。
▶本記事の概要
- 派遣元と派遣先を分けて職歴を整理する
- 派遣社員の履歴書をケース別の記入例で確認する
- 派遣先が多いときは履歴書と職務経歴書を分ける
- 提出前に確認したい項目と書類整理の道具
- まとめ
派遣元と派遣先を分けて職歴を整理する
派遣元は雇用契約を結ぶ派遣会社、派遣先は実際に業務を行う会社です。派遣先だけを書くと、そこで直接雇用されていたように見えるかもしれません。
履歴書を書く前に、雇用契約書や就業条件の通知などで正式名称と期間を確認する方法があります。登録日と就業開始日は同じとは限らないため、記憶だけで埋めないようにしたいですね。
- 派遣元の正式な会社名と契約上の雇用形態
- 派遣先の会社名・部署・担当業務
- 実際に働き始めた年月と終了した年月
- 現在も働いているか、終了済みか
派遣会社に登録しただけで働いていない期間を、就業期間として書くのは避けます。登録と勤務実績は別の情報ですね。
登録型派遣の記載例では「登録」「派遣社員として就業」という表現が案内されています。一方、派遣元に社員として入社した無期雇用派遣などは、「入社」が実態に合う場合もあるでしょう。
派遣社員の履歴書をケース別の記入例で確認する
以下は説明用に作成した架空の記入例です。年月・会社名・契約の終わり方は、自分の状況へ置き換える必要がありますね。
- 一つの派遣元から一社で働いた場合
- 同じ派遣元で派遣先が変わった場合
- 派遣元が変わった場合
- 在職中・無期雇用・直接雇用の場合
一つの派遣元から一社で働いた場合
| 年月 | 職歴の記入例 |
|---|---|
| 2023年4月 | 株式会社あおばスタッフに登録 |
| 2023年5月 | 株式会社みどり商事に派遣社員として就業 営業事務として受注入力・納期確認を担当 |
| 2025年3月 | 契約期間満了につき退職 |
この例は、派遣先での就業と派遣元との雇用契約が終了した場合です。退職理由は、実際に契約が終わった理由に合わせたいですね。
同じ派遣元で派遣先が変わった場合
| 年月 | 職歴の記入例 |
|---|---|
| 2024年4月 | 株式会社あおばスタッフより、株式会社みどり商事に派遣社員として就業 |
| 2025年3月 | 株式会社みどり商事での派遣就業終了 |
| 2025年4月 | 同派遣元より、株式会社さくら販売に派遣社員として就業 |
| 記入日現在 | 現在に至る |
派遣先の変更と、派遣元からの退職は別の出来事です。派遣元との雇用が続いているなら、派遣先を変わるたびに退職したような表現は避けたいですね。
派遣元が変わった場合
派遣元ごとに、会社名とその元での就業期間を区切ります。次のようなメモを作ってから履歴書へ移すと、時系列を整理しやすいでしょう。
- 2022年6月〜2024年2月:A派遣会社の派遣社員としてB社で就業
- 2024年5月〜現在:C派遣会社の派遣社員としてD社で就業
間に働いていない期間があれば、その期間を詰めて書かないことが大切です。具体的な説明を求められた場合に、事実に沿って話せる状態にしておきたいですね。
在職中・無期雇用・直接雇用の場合
在職中は、現在の勤務先まで記入して「現在に至る」と締める形が使えます。まだ決まっていない退職日を、確定した日として書く必要はありません。
無期雇用派遣で派遣会社に入社した場合は、「株式会社○○ 入社(無期雇用派遣)」など、実態が分かる表記です。派遣先への就業は別の行に記入すると読みやすいでしょう。
直接雇用へ切り替わった場合は、派遣就業の終了と、正社員・契約社員としての雇用開始を分けます。切替後の雇用形態や日付も、通知書などで確かめたいですね。
派遣先が多いときは履歴書と職務経歴書を分ける
履歴書には経歴の流れ、職務経歴書には担当業務や経験の詳細を整理します。小さな文字で詰め込むより、読む人が期間を追える形にしたいですね。
短期の派遣先が多い場合は、派遣元と実際の就業期間を示したうえで、業務の概要をまとめる方法があります。ただし、勤務の空白期間を隠したり、雇用主の変更を省いたりしないことが大切でしょう。
株式会社○○の派遣社員として、複数の小売企業で短期の品出し・棚卸し業務に従事。就業期間と派遣先の詳細は、別紙の職務経歴書に記載。
応募先が個別の勤務先や期間を求めている場合は、その指定に合わせます。分量の整理は、職務経歴書が長すぎるときのまとめ方も参考になるでしょう。
実績が思いつかない場合も、担当業務や確認手順は経験として書けます。職務経歴書に書くことがないときの整理方法から材料を見つけてみたいですね。
提出前に確認したい項目と書類整理の道具
最後は履歴書と職務経歴書を並べて確認します。年月が同じでも、雇用形態の書き方に違いがないか見ておきたいですね。
- 派遣元と派遣先の正式名称が一致しているか
- 登録期間を勤務期間として書いていないか
- 就業開始・終了・在職中の状態が分かるか
- 派遣先の変更を派遣元からの退職と混同していないか
- 会社名を開示できない事情がある場合、契約や派遣元の案内を確認したか
準備の道具は、使い方に合わせて選べます。紙で管理する場合は次の2点が候補ですね。
- A4クリアファイル:提出用の書類を折らずに持ち運ぶ用途
- インデックス付き書類ケース:契約書や就業履歴を派遣元別に保管する用途
書類の添削を含めて相談先を検討する場合は、type転職エージェントの支援内容と注意点も確認できます。自分の希望職種や経験に合う支援を受けられるか、登録前に整理しておきたいですね。
まとめ
派遣社員の履歴書は、勤務の流れが分かることを優先して整理します。先に会社名・期間・担当業務のメモを作れば、記入例を自分の状況へ合わせやすいですね。
▶本記事の振り返り
- 派遣元・派遣先・就業期間を分ける
- 登録と勤務、派遣先変更と退職を混同しない
- 雇用形態に合った表現で記入する
- 詳細は職務経歴書と分担し、年月を照合する