「同じ会社なのに、求人サイトごとに月給が違う」「休日数も違うけれど、どちらを信じればいい?」と迷っていませんか。
まずは、同じ会社の同じ募集を比べているかを確認します。職種名が似ていても、配属先や雇用形態が別という場合はありますね。
この記事では、複数の求人ページに食い違いがあるときの照合手順と質問例を紹介します。個別の会社の事情は、掲載ページだけでは断定できません。
▶本記事の概要
- 同じ会社の求人条件が違う時に照合する項目
- 更新日と掲載元を確認して違いを整理する
- 採用担当者へ条件の違いを問い合わせる
- 回答が届いた後に応募する条件を確かめる
- まとめ
同じ会社の求人条件が違う時に照合する項目
- 会社名だけでなく募集単位をそろえる
- 給与の数字が何を含むかを見る
会社名だけでなく募集単位をそろえる
最初に、募集している法人と職種・勤務地・雇用形態を照合します。同じ店舗ブランドでも、運営する法人が別の可能性はありますね。
- 募集主の正式名称
- 求人番号や募集職種
- 勤務する店舗・部署・地域
- 正社員・契約社員・アルバイトなどの雇用形態
- 未経験者向けか経験者向けか
求人番号が違うだけで別採用と決まるわけではありません。媒体側の管理番号の場合もあるため、仕事内容などと合わせて確認したいですね。
給与の数字が何を含むかを見る
同じ「月給」でも、基本給だけの表示と、手当を含む金額では比較の前提が違います。上限額やモデル年収が、応募者全員に当てはまるとは限りません。
| 違って見える項目 | そろえて確認する点 |
|---|---|
| 月給 | 基本給・固定残業代・手当の内訳 |
| 年収 | モデル例か提示範囲か、賞与を含むか |
| 休日 | 年間休日か、休暇取得例も含むか |
| 勤務場所 | 初期配属先か、募集地域全体か |
例えば「月給25万円以上」と「基本給22万円以上」は、比較している数字の範囲が違う可能性があります。不明な内訳を質問するための材料にしてみてください。
自分が優先したい条件が曖昧な場合は、転職の軸と希望条件の優先順位を先に整理してみてください。違いが多い場合も、判断に必要な項目を絞れますね。
更新日と掲載元を確認して違いを整理する
- 新しい日付だけで正しいと決めない
- 比較メモにはURLと確認日を残す
新しい日付だけで正しいと決めない
掲載日・更新日・募集終了の表示を残しておきます。更新日が新しくても、給与欄まで修正されたかは分かりません。
企業の採用ページにも同じ募集があるか確認します。ただし、公式ページに書いてあるという理由だけで、別媒体の疑問が全部解消するとは限らないですね。
厚生労働省は、求人情報について正確で最新の内容に保つための措置や、虚偽・誤解を生じさせる表示の禁止を案内しています。制度の説明は、厚生労働省の職業安定法改正の概要を確認してみてください。
表示に差があるだけで、その場で違反や悪質な募集と断定することはできません。まずは同じ募集かどうかと、違いの理由を聞いてみてください。
比較メモにはURLと確認日を残す
問い合わせ前に、食い違う部分を一つのメモへまとめます。求人が後から更新された場合にも、何を見て質問したか伝えやすいですね。
- 求人A:URL・確認日・月給の表示
- 求人B:URL・確認日・月給の表示
- 共通している点:会社名・職種・勤務地
- 確認したい点:同じ募集か、応募時の給与条件はどちらか
画像で保存する場合は、給与の数字だけでなく注記も含めます。ログイン情報や他の応募者の個人情報まで共有する必要はありません。
採用担当者へ条件の違いを問い合わせる
- 応募前は二つの掲載情報を示す
- エージェント経由なら担当者に照合を頼む
応募前は二つの掲載情報を示す
条件の良いページを選んで応募する前に、今回の募集内容を確認します。「どちらが正しいのですか」とだけ聞くより、比べているページが明確ですね。
以下の架空の問い合わせ例を参考にしてみてください。
件名:営業事務職の募集条件についての確認/山田花子
株式会社〇〇
採用ご担当者様営業事務職への応募を検討している山田花子と申します。求人サイトAでは月給25万円以上、貴社採用ページでは月給23万円以上と拝見しました。
勤務地はいずれも〇〇と記載されています。同一の募集かどうかと、今回応募する場合の給与範囲・内訳を教えていただけますか。
確認した掲載先:[URL A][URL B]
確認日:[年月日]
必要な質問を一つずつ並べると、回答の抜けも確認できます。名前・職種・金額は実際に見た内容へ置き換えてください。
エージェント経由なら担当者に照合を頼む
すでにエージェント経由で紹介を受けている場合は、担当者へ別媒体のURLを共有します。別経路から重ねて応募すると、応募状況の整理が難しくなるかもしれません。
ご紹介いただいた〇〇職について、別の求人ページと休日数が異なっていました。同じ募集かどうかと、今回の紹介求人で適用される条件をご確認いただけますか。
今後エージェントの利用も検討したい方には、type転職エージェントの特徴と注意点で相談先の選び方を紹介しています。紹介できる求人は経験や希望条件などによって異なるため、登録すれば必ず希望がかなうというものではありません。
回答が届いた後に応募する条件を確かめる
- 説明と自分の理解を文章に残す
- 回答が曖昧なら応募判断を保留する
説明と自分の理解を文章に残す
電話で回答があった場合は、聞いた内容と日付を記録します。重要な点が曖昧なら、確認のメールを送る方法もありますね。
先ほどはご説明ありがとうございました。今回の募集は〇〇勤務の正社員枠で、給与は経験に応じて月給23万〜28万円、内訳は別途ご案内いただく理解でよろしいでしょうか。
この例の数字は架空のため、実際に説明された内容へ置き換えてください。提示範囲の上限が自分の採用条件になると決めつけないよう、選考が進んだ段階の提示内容も確認します。
回答が曖昧なら応募判断を保留する
「入ってから分かる」「とりあえず応募を」と返ってきた場合も、必要な確認ができたとは限りません。生活に関わる条件が不明なら、追加で質問してみてください。
- 自分が応募する募集の条件が分かったか
- 違いの理由に具体的な説明があったか
- まだ未確定の事項と確認時期が分かったか
求人Aの高い給与と求人Bの多い休日を、勝手に一つの条件として組み合わせないことが大切です。答えが得られなければ、ほかの求人も比較して構いません。
内定後に提示された書面を見る段階では、労働条件通知書の確認ポイントが参考になります。求人の比較から、実際に提示された条件の確認へ進む流れですね。
まとめ
▶本記事の振り返り
- 同じ法人・職種・勤務地・雇用形態か照合する
- 金額は内訳と対象条件をそろえて比較する
- URLと確認日を添えて募集窓口へ問い合わせる
- 回答と入社前の提示条件を改めて確認する
同じ会社の求人条件が違うときは、良い数字だけを選ぶ前に、同じ募集かを確かめます。違いを一つのメモにまとめると、担当者への質問も進めやすいですね。