派遣社員として働いてきた人が正社員を目指す場合、まずはどの雇用形態で、どんな仕事を続けたいかを決めることが大切です。派遣経験があることだけで応募をためらう必要はありませんが、今後の働き方によって選ぶ求人は変わります。
派遣から正社員になる主な3つの探し方
| 方法 | 特徴・確認点 |
|---|---|
| 正社員求人へ直接応募 | 求人サイト・企業採用ページなどから応募。募集要件と経験の一致を確認 |
| 転職エージェント経由 | 希望を相談して紹介を受ける。紹介できる求人は経歴や地域により異なる |
| 紹介予定派遣 | 派遣期間後の直接雇用を前提とした仕組み。直接雇用が成立する保証はなく、正社員採用とも限らない |
紹介予定派遣の派遣期間は最長6か月です。直接雇用後の雇用形態が正社員か有期契約かも事前に確認してください。制度については厚生労働省の紹介予定派遣の解説が参考になります。
現在の派遣先で正社員を希望する場合も、直接雇用の募集があるか、制度や選考がどうなっているかを派遣元・派遣先の担当窓口に確認しましょう。派遣先で働いた実績だけで自動的に正社員になるとは限りません。
派遣経験を応募書類に整理する方法
「派遣だったこと」より担当業務を具体化する
派遣先の名前だけでなく、働いた期間、派遣元との雇用関係、具体的な業務、担当した範囲を誤解なく書きます。守秘義務や個人情報に触れる内容は書かないようにしてください。
例えば、営業事務への応募なら「データ入力」だけでなく、次のように業務を整理できます。
- 受発注データの入力、内容確認
- 伝票や請求書の照合作業
- 電話・メールでの社内外の連絡
- 期限に間に合わせるための進捗確認
実際に経験した内容のみを記載します。成果を数字で説明できなくても、使用したツールや作業の正確性を保つ工夫などを具体化できれば十分に材料になります。
経験の棚卸しは、転職の自己分析の進め方も参考になります。
正社員求人で優先して確認する条件
雇用契約と給与の内訳
「正社員登用制度あり」と「最初から正社員採用」は異なります。募集時点の雇用形態、試用期間、基本給、固定残業代、賞与の支給条件を確認しましょう。
仕事内容と将来の変更範囲
勤務開始直後の業務と、将来担当する可能性のある業務・勤務場所を区別して確認します。異動や転勤が難しい場合は、応募前に譲れない条件として整理しましょう。
業務を覚えるための体制
「未経験可」「研修あり」とある求人でも、誰が仕事を教えるか、研修期間、担当範囲は会社によって異なります。面接で業務開始時の流れを聞くと比較しやすくなります。
比較項目を一覧で確認したい人は、求人票の見方と比較表を活用できます。
転職相談で伝えるとよいこと
現在は派遣社員として受発注の入力と確認を担当しています。正社員として事務職を続けたいと考えており、勤務地は○○市周辺、残業は月○時間程度までを希望します。これまでの経験を活かせる求人があるか相談したいです。
これは架空の相談例です。勤務地・給与・残業などの条件は「絶対に必要」「できれば希望」に分けると、紹介された求人と比較しやすくなります。
KOSMO転職サポートは、キャリア相談、求人紹介、書類・面接対策、内定後の調整などを公式サイトで案内しています。事務職に限定されたサービスではないため、希望職種・勤務地の求人があるかを先に確認しましょう。
別の支援サービスも比較したい場合は、type転職エージェントの特徴と注意点も参考になります。
まとめ
派遣から正社員を目指すときは、直接応募・エージェント・紹介予定派遣の違いを知り、経験の整理と求人条件の確認を進めましょう。「正社員」という名称だけでなく、仕事の内容と働く条件を比べることが大切です。